お葬式を行った後の流れとして、落ち着いたときにお墓の遺骨のことを考えていくことも重要になります。昔からお墓を管理している場合、これ以上入れるスペースがない時に困ってしまうため、散骨の選択肢に注目するなど、スペースを作ることを考えた対策が必要です。お墓の管理を考えていくことで、スムーズにお葬式を行ってお墓に火葬したあとの骨を入れるなど、トラブルが起こることなく対応できます。もしもの時に備えて、今のお墓の状態がどうなっているのかを調べていくことが重要になります。
先祖代々のお墓の管理を託されている人は亡くなった両親など、先祖から順送りになっている遺影、その他、数々の思い出の遺品を大事に預かり、法事など、節目の時には供養を続けています。従って、先祖からのつながりの強い家系の人ほど近親者が亡くなって葬儀が行われるたびに遺品が増えていくわけです。ところが、近年は生活の多様化が広まっていて未婚のまま生涯を送る人、あるいは、結婚しても子供を持たない夫婦などが少なくありません。
レストランやショッピングセンターのトイレには、風で洗った手を乾かせる装置が完備されていますし、食事前には手拭きも出され、カフェでは自由に使えるペーパーもあるので、昔のように誰もが常にハンカチを携帯することはなくなりました。むしろハンカチなどは持っていないという事の方が多くなり、アイロンがけも面倒ですからハンカチとは縁遠くなっている人も少なくはありません。しかし葬儀参列の際にはハンカチは必需品の一つ、お葬式というシーンにおいてハンカチは無くてはならぬアイテムだからです。
葬儀の際のお悔やみのお花選びをする際には、普段のような自分の好みだけで選ぶことは控えます。誕生日やお祝い事におめでたいイベントでは、全体的に明るく華やいだ色味で仕上げることになる花束であっても、それとはまったく雰囲気が異なるためです。赤やピンクに黄色などの明るく活気に満ちた色だけでまとめるのは、それだけでもエネルギーに満ち溢れていてゴージャスでなんとも楽し気ですが、それが許されるシーンとそうではないシーンがあります。
大きな出費にはなるものの葬儀の際には、参列者が香典を持参するのでそのお金でも賄うことはできます。もらったらもらいっぱなしではなく何か返さねばならず、香典を包んできてくれた人には香典返しをする事も必要です。現金で受け取ることになる香典ですが、お返しをする際には現金を渡すわけではありません。誰にでも受け入れられるような商品を選び、品物をお返しとして選ぶことになります。金額の目安は受け取った香典分より、1/2から1/3ほどの金額で商品探しをします。