社会人になったら、葬儀のマナーをしっかり覚えておくようにしましょう。葬儀に参列する際のマナーはもちろんのこと、自分が遺族側になったときの葬儀のマナーを知っておけば、いざというときも慌てることがありません。
たとえば、香典をいただいた際は香典返しをするのがマナーです。わかっている人は多いと思いますが、いざ香典のお返しをしようと思っても細かなことがわからず、失礼をしてしまう場合があります。細かなことでもマナー違反にならないよう、事前に調べておくと安心です。
まず、香典返しは、香典をいただいた人へ、四十九日法要が済んだことの報告と参列してくださったお礼の気持ちを兼ねて贈ります。香典をいただいた人へ挨拶状とともにお品を郵送して届けるのが基本になります。ご近所の場合は喪主が直接家に届けても問題ありません。
そして、お返しをする相場は、いただいた香典の三分の一相当から半分相当の金額です。多すぎても少なすぎても失礼になりますので、妥当な金額のお品を選ぶようにしましょう。香典返しを贈る際、どのような商品を選べばいいのか迷う人が多いと言われています。基本的には、後に残らないものを選ぶのがマナーです。お菓子やお茶をはじめ、石鹸などの消耗品も適しています。ちなみに、最近多くの人から選ばれているのがカタログギフトです。ギフト専門の通販ショップには、香典のお返し用のカタログギフトが取り揃えられています。価格帯も幅広く用意されているので、いただいた香典の金額に相応する金額のカタログギフトを贈ることができて便利です。