子供が生まれたら名前は親が決めて役所に届けます。さすがに生まれたばかりでは自分で何も決められないので仕方ないでしょう。一応事情があれば改名などは可能ですが、せっかく親がつけてくれた名前を変えるのはそれなりの覚悟も必要です。
ただ親が付けた名前よりも自分で新たに付けたいと考えている人は結構いそうです。もし自分の名前を付けたいなら生前より死後の方が良いかも知れません。仏教においては生前の名前と死後の名前があります。死後の名前は戒名と言い、葬儀を行ったお寺の僧侶が決めてくれます。
葬儀にはいろいろなお金がかかりますが戒名をつけてもらうのにもお金がかかるとされています。戒名にも位があって、位が高くなるとその分戒名料も高くなるとされています。葬儀にあまりお金をかけられないなら戒名の相場を事前に調べたり聞いたりすると良いでしょう。
戒名は僧侶が故人にちなんで付けてくれますが、実は故人や遺族の希望を聞いてもらえる時があります。故人なら生前に依頼しておく、遺族なら故人の希望を伝えるなどがあります。ただ故人が生前に依頼するときは亡くなった後のトラブルに注意しないといけません。依頼した僧侶が式を行えば問題ありませんが、別の僧侶が行うときはその僧侶が戒名をつけるため二重に戒名料がかかります。二重にならないよう話をしておく必要があるでしょう。