何かとお金のかかるお葬式関連ですが、心づけも忘れることはできません。絶対にやらないといけない義務的なことではないものの、お礼の気持ちを形としてあらわすために、昔から行われてきたことです。誰かを見送ることになった時、1人ではすべてを賄いきれません。
しかし葬儀者をはじめお葬式全てに関わる多数の人たちの協力があって、故人を最後まであたたかく穏やかに無事に見送ることができます。ありがとうの思いを関係者に伝えるために、心づけを渡すようになったのは古くからのこと、アナログからデジタルに切り替わった現代でも続けられていることです。
考え方も多様化した現代ですから、決して無理に行うことはありませんし、一律でいくらということもありません。一切心づけを渡さないのもありですし、包む金額に違いがあっても構いません。古い日本に伝わる習慣とは言え、無理強いすることはありませんし、葬儀社側で社員ルールとして受け取りを禁止していることもあります。
でも費用面にちゃっかりと心づけ分も加えている業者もあるので、あまり心づけばかりにこだわることは無いです。業者への心づけはないとしても、近所の人たちが協力をしてくれたら、お世話係には渡すことは必要、身を粉にして働き葬儀が順調に流れるよう手伝ってくれた、親せきや友達には渡すようにします。