レストランやショッピングセンターのトイレには、風で洗った手を乾かせる装置が完備されていますし、食事前には手拭きも出され、カフェでは自由に使えるペーパーもあるので、昔のように誰もが常にハンカチを携帯することはなくなりました。
むしろハンカチなどは持っていないという事の方が多くなり、アイロンがけも面倒ですからハンカチとは縁遠くなっている人も少なくはありません。しかし葬儀参列の際にはハンカチは必需品の一つ、お葬式というシーンにおいてハンカチは無くてはならぬアイテムだからです。
洗いざらしのしわのついたままの、不衛生なものではなく、アイロンのかかったきちんとしたものを用意します。普段頻繁にお葬式に遭遇をするわけではありませんので、突然の葬儀となった際に慌てないように、洗ってアイロンをかけて引き出しにしまっておくことです。
色は基本的には白か黒を用意、派手な柄入りとかレースフリフリやスパンコールや派手なものは避けます。シンプルイズベストですから、地味に清潔感のある黒か白のハンカチです。涙をぬぐう時だけでなく、椅子や座布団に座った際に、女性ならスカートの裾が少し上がって脚が見えてしまうので、それをカバーするために膝にハンカチを載せて隠すこともあります。