葬儀をするには葬儀業者と通夜や告別式を行う会場と火葬場が必要です。通夜や告別式を行う会場は長らく自宅でしたが、90年代以降は業者の会館が優勢になりました。というのは自宅は狭いし、手間がかかるしなどで敬遠されてきたからです。一方で火葬場に関しては全国的にみるとそのほとんどが公営で運営されています。民営で運営されている火葬場は東京都内の23区の一部だけとなっています。この民営火葬場の利用料は住民票がどこかにかかわらずだれでも同じ料金です。
葬儀の準備を進める中で、いろんな手続きがあったり、遺品整理で部屋を片付けていく必要があったりと、大変に感じる方もたくさんいます。しっかりと準備を進めていくことができるようにするため、遺品整理でそのまま捨てる物に抵抗がある物は、きちんと供養できるようにすることが大切です。遺品整理の専門業者もあり、相談をすることで、人形供養に対応してもらえる場合もあったりと、捨てるのに抵抗がある物を片付けやすくなります。
葬儀の中で、納棺も大切な儀式であり、故人に旅支度の装いを施し送り出すとても重要なことです。地域によって、少し違いが見られる場合がありますが、基本はまず末期の水をとる流れから始まり、亡くなられた方の体を家族が洗い清める流れに入ります。次に、男性の場合は、ヒゲを剃ったり、爪を切るなどの準備を進めて、女性の場合、薄化粧をします。死装束を着せる流れとなり、葬儀会社の中には、しっかりと手伝ってくれるところもあるため、慣れないことが多くある方も、安心感を持てます。
これから様々な葬儀に参加しなくてはいけない場合、くれぐれもマナー違反をしないように気を付けないといけません。地域で葬儀のマナーが異なっているだけではなく、宗派によって異なっているのが実態です。きちんと理解していない状況で参加してしまうと知らない内にマナー違反をしてしまい、参加している人や遺族に迷惑をかけてしまう恐れが出てきます。そのような状況を何としても避けなくてはいけないので、宗派ごとに異なる葬儀のマナーを調べることが大切です。