大きな出費にはなるものの葬儀の際には、参列者が香典を持参するのでそのお金でも賄うことはできます。もらったらもらいっぱなしではなく何か返さねばならず、香典を包んできてくれた人には香典返しをする事も必要です。現金で受け取ることになる香典ですが、お返しをする際には現金を渡すわけではありません。誰にでも受け入れられるような商品を選び、品物をお返しとして選ぶことになります。金額の目安は受け取った香典分より、1/2から1/3ほどの金額で商品探しをします。
お悔みの手紙は、葬儀に参列できないときにお悔やみの気持ちを伝えるために遺族に送る手紙です。葬儀に参列できないときは弔電を送ることがありますが、弔電は葬儀が行われる数時間前には斎場に届かなくてはいけませんし、告別式で読み上げられることがありますが、お悔やみの手紙は遺族に直接送るため、告別式で読み上げられることはありません。ただ、お悔みの手紙を送るときも葬儀に参列するときと同様に守らなければいけないマナーが存在します。
少子化などの影響により後継者がおらずお墓を維持するのが難しかったり、遠方にお墓があるので管理ができない方も増えています。そこで注目を集めているのが、お寺が運営している永代供養のお墓です。お寺の永代供養墓では墓じまいや移動や無縁仏にしたくない方などお墓に関する悩みの相談を受け付けしています。事務手続きはベテランのスタッフは行い、お墓の解体や移動は経験豊かな職人は法律に基づいてしっかり行ってくれます。
何かとお金のかかるお葬式関連ですが、心づけも忘れることはできません。絶対にやらないといけない義務的なことではないものの、お礼の気持ちを形としてあらわすために、昔から行われてきたことです。誰かを見送ることになった時、1人ではすべてを賄いきれません。しかし葬儀者をはじめお葬式全てに関わる多数の人たちの協力があって、故人を最後まであたたかく穏やかに無事に見送ることができます。ありがとうの思いを関係者に伝えるために、心づけを渡すようになったのは古くからのこと、アナログからデジタルに切り替わった現代でも続けられていることです。